整形外科といっても種類があります。
症状によって選ぶ診療所や病院が異なるので、状況別にまとめてみます!
整形外科の種類?見分け方
同じ整形外科でも、症状や疾患によって選ぶべき専門性が異なります。
例えば、部活動の怪我で治療が必要な場合の整形外科と、高齢者の骨粗鬆症の整形外科では専門性が異なるのはわかりやすいかもしれないです。
実際、先生方も特化した領域があるので、せっかく診てもらうなら専門的な先生に見てもらいたいですよね。
見分け方はホームページで判断
- トップページに診ている疾患の記載がある *診ているだけで専門的ではないかも!
- 治療実績数
数が多いのは臨床経験に直結します。
研究とかはしていなくても臨床経験が多い医師は現場力豊富な可能性高いです。
忙しすぎて、研究できない場合もあります。 - 先生の紹介ページで専門医資格を確認する
*整形外科医系の学会は多岐に渡ります
専門性を示す資格なので、自分の疾患と照らし合わせて、資格を有する医師に診てもらうべき!- 日本整形外科学会 : 整形外科全般をカバーする学会
- 臨床スポーツ医学会
- 小児整形医学会
- 人工関節医学会
- 手外科学会
- 脊椎脊髄病学会
- リウマチ学会
- リハビリテーション医学会
- 骨代謝学会
- 論文情報の確認
その施設の先生がどんな論文を執筆しているか。
論文を書くことは労力が相当かかるので、内容は分からなくても、書いているという事実でその領域への想いがわかります。 - 病院の設備を確認する
測定機器の充実度がその施設の専門性を表す場合が多いです。- 最新鋭の骨密度測定機器:骨粗鬆症や骨の痛み等
- リハビリ施設の併設や理学療法士在籍:リハビリへの特化 等
機械は高いから、診療所で立派な機械を導入しているのは気合いの象徴!
オールマイティ系
見分け方をみても、よく分からなかった場合はこれに当てはまります。
俗にいう「町医者」。
良くも悪くも専門性が無いので、ちょっとしたことや、大きな問題では無いと思う場合はまず受診しよう!
もし専門的な治療が必要な場合は、紹介してくれるはず。
隠れ超専門医師もいるけどね。
スポーツ系・リハビリ系
臨床スポーツ医学会に所属していたり、クラブチームのチームドクターになっている先生です。
待合室にユニフォーム飾ってたり、スポーツ選手のサインある場合もおそらく当てはまります。
名前の通り、スポーツでの怪我や痛みを改善したい場合はスポーツ系の整形外科を選ぼう!
運動器の専門性が高いケースが多いので、リハビリも熱心かも。
併記しました。
整形の先生って体育会系が多いイメージあるよね
手 系
手外科の専門医資格を有している場合や、バネ指の手術をしている先生が当てはまります。
上肢という領域で、肘なども含めた上半身のイメージ。
手の違和感や痛みは手外科の受診が良いでしょう。
手術っていうとかなり大袈裟な施設想像しちゃうけど、診療所でもやってるで。
脊椎系
脊椎脊髄病学会に所属していたり、腰椎DXAを導入している施設、背骨の手術をしている先生が当てはまります。
*側湾症や骨粗鬆症性圧迫骨折等、脊椎といっても分かれはします。
骨粗鬆症の骨折で最も多いのは脊椎骨折なので、骨粗鬆症も診療している場合が多いです。
また、脊髄は脳との関わりもあるので、脳外科や神経外科の先生である場合もあります。
- 腰椎DXAって?
骨密度を測定する機械ですが、その中でも正確な数値を測定できるとされており、施設での導入が高額になるので、診療所では導入している施設としていない施設があります。
オペメイン、薬物治療メイン、側湾症メインに分かれているイメージ。
股関節系
人工関節学会に所属していたり、大腿骨骨折連携パスを導入している施設が当てはまります。
大腿骨骨折の家族歴がある方や、既往歴がある方は股関節専門医に診てもらおう!
骨粗鬆症でなくても、人工骨頭置換術等で劇的に変わる場合もあるので、股関節の痛みで歩行困難な方は相談してみては?
大腿骨骨折は予後不良になるケース多いので、早めの受診を!
リウマチ系
クリニックでは「〜リウマチクリニック」であったり、リウマチを診療している事をアピールしてくれていることが多いです。
病院の診療科では整形外科と分けて考えられているので、診療の専門性が全然異なります。
自己免疫疾患なので、免疫系の知識を有する先生に見てもらいましょう。
とはいえ、初診でいきなりリウマチを疑うのは難しいので、なるべく早く近所の整形行ってみよう。
まとめ
整形外科にも専門医資格が沢山あるので、自身の症状に合った先生を検索してみよう!
資格を持っている先生は大体ホームページに記載しているし、学会のホームページから専門医を検索することもできるよ!
どこに行くか迷っている方、最後まで見てみてね